ソフトウェア紹介
VAPS XT
リアルタイムHMI開発ツール
VAPS XT
PACE社
国内正規代理店
VAPS XTは、航空機や自動車関連の Human Machine Interface (HMI)の優れた開発ソフトウェアです。
高い安全性が求められるアビオニクスでの組み込みシステム向けのインターフェース開発に特化しており、初期コンセプトの開発から、最終的な組み込み・搭載まで、開発のすべての段階を柔軟にサポートします。ARINC 661の標準サポートや、DO-178C認証のコード生成など、多様な機能を提供します。C++言語でのオブジェクト指向設計に対応するオープンアーキテクチャの開発ツールであり、マルチタッチ・ジェスチャー開発やマッピングソフトウェアの迅速な統合を可能にします。
ソフトウェアについて
航空・自動車関連のリアルタイムグラフィカルディスプレイ設計に最適
VAPS XTは、デジタルおよびアナログ計測機器から次世代のメニューベースのディスプレイに至るまで、あらゆるタイプの組み込みディスプレイ グラフィックスの設計に最適です。
VAPS XTは、オープンかつ、拡張可能なオブジェクト指向アーキテクチャを採用しており、動的でインタラクティブなリアルタイムのヒューマンマシンインターフェース (HMI) の設計において比類のない制御性と柔軟性を提供します。
VAPS XTの主な特徴
マルチタッチ・ジェスチャーをあらゆるシステムに展開可能
- VAPS XTは主要な航空機メーカーとの密接な協力により開発された、マルチタッチおよびジェスチャー開発フレームワークを提供します。
- 事前に定義されたジェスチャーライブラリを使用し、迅速にコックピット操作を構築・テストでき、後の開発段階での再設計などの手戻りを減少させます。
- スワイプ、タップ、ズーム、ピンチなど、標準的なジェスチャーに加え、カスタムジェスチャーの追加も可能です。
- タブレット、スマートフォン、デスクトップPC、組み込みハードウェアなど、複数のプラットフォームに簡単に導入できます。
マルチプラットフォーム展開
Linux、Windows、Android、Raspberry Pi で迅速なプロトタイピングとデモの展開が可能です。
モジュール式の移植レイヤーにより、さまざまな組み込みハードウェア間でのコードの再利用が最大化され、設計作業に伴う手間を軽減します。汎用ハードウェアでテスト検証し、WindRiver VxWorks、Sysgo PikeOS、DDCi DEOS、Greenhills Integrity などの最終環境に同じコードを展開します。
開発初期段階でボトルネックを迅速に特定
VAPS XTはアプリケーションが過剰または予想外のリソースを消費しているプロセスを迅速かつ簡単に特定することができます。
リアルタイムのプロセスデータに基づいて、アプリケーションのデザインを最適化し、パフォーマンス問題を早期に発見、解決します。
例え本番環境のハードウェアに直接アクセスできない状況でも、開発初期段階でのパフォーマンスの最適化をサポートします。
マッピングソフトウェア(地図ソフト)の迅速かつ簡単な統合
- VAPS XTは特別な知識がなくても、マッピングアプリケーション(地図ソフト)を簡単にディスプレイに統合することが可能です。
- マップの位置やエリア、レイヤータイプ、描画順序などを完全に制御でき、必要に応じて地図の見え方をコントロールすることができます。
- マップのセットアップ、設定調整用の共通エディタを搭載。比較的簡単な操作でマップの調整が可能です。
- VAPS XTは高い柔軟性を備え、標準のマッピングエンジン以外にも、ユーザーが独自に作成したマッピングエンジンを追加することができます。
- あなたがGeneral Dynamics社のSoftMapのライセンスユーザーである場合、すぐにSoftMapをVAPS XTに組み込んで使用することができます。
- また、マッピングエンジンの切り替えに伴うデザインの再構築は不要です。異なるマッピングソフトを使う場合でも、デザインを一から作り直す手間はかかりません。
VAPS XT 661
VAPS XT 661 :: ARINC 661 Part1 をサポート
VAPS XT 661は、VAPS XTの全機能へのアクセスに加え、独自のARINC 661機能を追加したツールです。
使いやすいグラフィカル・エディタにより、 ARINC 661標準システムを設計、構築、展開できます。包括的なウィジェット・ライブラリと柔軟な拡張性により、コックピット・ディスプレイ・システム(CDS)及びウィジェット、レイヤー、UALD(ユーザー・アプリケーション・レイヤー定義)を簡単に構築可能です。また、VAPS XT 661はARINC 661 Part2のサポートも利用可能です。
※ARINC 661 Part1は、航空機のコックピットディスプレイシステムと、ユーザーアプリケーションのインターフェースを定義する国際規格です。
※ARINC 661 Part 2は、航空機のコックピットディスプレイシステムにおける、ユーザーインターフェースの拡張機能およびカスタマイズ性を提供するための国際規格です。
- VAPS XTの全機能を使用可能
- Windows または組み込みプラットフォーム向けに、包括的なARINC 661ウィジェットライブラリを提供
- サードパーティのウィジェットライブラリのインポートをサポートし、スタイリングと動作をカスタマイズ可能
- コンポーネントを使用して新しいウィジェットを迅速に構築、または既存のライブラリを修正可能
- 複数のARINC 661標準をサポート
- スーパーレイヤー・ウィンドウ管理をサポート
- 拡張ブロックプロトコル
- TQL-1コードジェネレータを使用した、デスクトップ及び組み込みシステムへのCDS及び、
ウィジェットのデプロイを実行時追加費用なしでサポート - TQL1ツールを使用したバイナリDF生成
- 100以上のUA接続をサポート
- ARINC 661プロトコルの解析、テスト、及びデバッグツールを搭載
- 組み込みハードウェアのビジュアルをエミュレートするWYSIWGエディタサポート
- PNG、BMPのサポート
- Scale 9グリッド画像スケーリング
- 高度なフォント管理ツール
- 大規模なフォントセットの展開
- バイナリファイルリソースの構成サポート
- カラー、ラインスタイル、パターン、スタイリングルール
VAPS XT DO-178
VAPS XT DO-178 :: DO-178C認証のコスト、時間、リスクを削減
VAPS XT DO-178パッケージを使用することで、DO-178C(DAL-A)まで認証を取得可能です。
VAPS XT DO-178は安全で認証可能なグラフィック、迅速な開発のための強力なサポート提供により、ユーザーへDO-178C認証への道筋を提供いたします。TQL 1コードジェネレータとバイナリファイルのデプロイメントを含み、DO-178CのDAL Aまで対応しています。
※DO-187Cは、航空機のソフトウェアに関する安全性や信頼性の基準を定めた国際的なガイドライン(Software Considerations in Airborne Systems and Equipment Certification」)です。航空機のシステムに組み込まれるソフトウェアが、安全で信頼性が高いことを保証するために作られた規格です。
- DO-178Cの認証をDAL A(最も厳しいレベル)までサポート
- ツールが提供する機能を活用することで、認証に必要なデータを生成するための作業を削減
- ARINC 661対応、ARINC 661非対応の両方のアプリケーションを認証可能
- DO-178C DO-330対応で、DAL Aまでのツールチェーンをサポート
- なぜVAPS XT DO-178のような、認定可能なツールとコードジェネレータが必要ですか?
ユーザーはこの製品に付属のドキュメントやテストケースを利用して、ツール認定のクレジットを取得し、システム全体の認証プロセスに役立てることができます。VAPS XT DO-178を使用することで、ソフトウェア設計、コーディング、テストのフェーズで必要な労力を大幅に削減し、認定可能な組み込みソフトウェア製品の開発時間を大幅に短縮します。
メンテナンスとサポート
伍拾雀堂はPACE社から正式なライセンスを受けた日本正規代理店です。
ライセンス発行と管理、ならびにPACE社と連携した日本語でのサポートを提供いたします。
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